痩せの達成
発症時に拒食しやせを達成しようとするときに、いかにその達成だけに目を向け、周囲の人たちには無関心であり、その後周りの人たちとつながりを持つにしても、やせの達成を手伝う(あるいは妨げない)存在(いわゆる部分対象)として使うのである。
次に<倒錯>と<嗜癖(アディクション)>についてみていく。<倒錯>は刹那的な身体快楽に浸るあり方で<嗜癖>はそれを維持しようとする働きを持つ。よってこれらは両者を同時にみていく。
<倒錯>は親族の死や失業、仕事や試験での失敗に直面したときに私たちは喪失の強い悲しみを体験する。これらのつらい体験は「なくしてしまいたいもの」であるが、本来はそれをこころで「悲しみ」「持ちこたえる」こそが、現実から逃避しない、健康なこころのあり方である。
しかし「こころの悲しみ」を体験できずに「強烈な身体的な快感」でこころを一杯にして、こころの痛みを消滅させようとする人たちがいる。