摂食障害のパーソナリティ
原因と中核的な摂食障害のパーソナリティ
摂食障害が内包するパーソナリティには4つの要素がある。ひとつめは「自己愛的」つぎに「倒錯的」そして「嗜癖的」さいごに「反社会的」である。
まず<自己愛>とは、愛情や愛着という情緒が他者に向かわず自分自身に向いているこころの状態のことで、一般には、自己を讃美し自己に陶酔しているあり方のことをいう。
“摂食障害”における自己愛は、「極度に痩せた身体の自分であろうとすることで、自分自身を理想化し、万能であろうとして、自己についての優越的誇大感を維持しようとしている」と松木は主張する。そして、その裏返しとして、対象(周りの人たち)への極端な軽蔑・卑小化や支配あるいは無関心によって、自己の理想化を保つことをひとつの生き方にしてしまっている状態である。